新電力と電力自由化
新電力とは、「電力自由化以降、新たに参入した小売電気事業者(電気を販売する企業)」を指す言葉で、2016年3月までは「契約電力が50kW以上の需要家に対して電力会社の送電線を通じて行う事業者」となっておりましたが
2016年4月に「電力の小売全面自由化」が行われました。
電力自由化とは独占状態だった従来の電力会社だけでなく、一般企業が自由に電気を作って販売することができ(新電力)、消費者はどこから電気を買うか自由に選択することができるようになったことを言います。
電力自由化をすることで、高すぎる電気料金を競争により下げ、企業の収益力を高めることが国の方針です。
電力自由化は2000年から段階的に行われ、2000年からは特別高圧の電力(大規模工場、デパートなど)、2004年からは高圧の電力(中規模工場、スーパーなど)、2016年からは低圧の電力(家庭、コンビニなど)の自由化が行われました。
電力の小売全面自由化が行われたことによりたくさんの企業が契約電力の大きさに関わらず、自由に電力契約を取り交わすことができるようになりました。
電力の小売全面自由化以降、新電力の数は急速に増加し当初291件であったものが2020年4月には644件と4年間で倍以上の数になっています。
このように電気の小売事業への参入者が増えることで競争が活性化し、様々な料金メニュー・サービスが登場することが期待されます。
時間帯別料金など、ライフスタイルに合わせた料金メニューが選べたり、
省エネ診断、セット割など新しいサービスが利用できたりします。
他にも近くの自治体が運営する事業者から電気を買うことで電気の地産地消が実現したり、
再生可能エネルギーを中心に発電を行う会社を選んで電気を購入することも可能です。
新電力の品質
電気は送配電会社から、送配電線で送られてきます。どの電力会社から買っても、送配電契約に基ずき送配電会社が責任をもって配電し、不慮の事故等以外で停電する事はありません。国の厳しい規制がかかっています。また、電気の品質も従来と変わりません。
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